当ページは都道府県別の子どもの知的障害や発達障害の医療機関の入口的なページとなっております。
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少しでもお時間に余裕のある方は、当ページ内にある小児神経科や児童精神科、子どもの心相談医などの説明を読んでみるのも良いかと。
うちの息子が通級に通っていた時の先生から住んでる区と関わりのある大学病院の先生を紹介されました。
それまでは区の療育センターのみ通っていたので、私自身は特に他の病院等に行くとか考えてなかったんです。
紹介された大学病院の先生はネットで調べてみると小児神経医と言うことが分かりました。
担当は小児科でしたが、ADHD(注意-欠陥多動性障害)、自閉症(広汎性発達障害)、脳性麻痺、筋疾患などの発達障害を認める児の診断と治療を行い、更にはてんかん学会認定医施設ということで、てんかんの診断や治療も行ってることが分かりました。
そう言えば通級学級で学んでる際、ボーっとする場面がちょこちょこあったようで、通級の先生がてんかんの疑いがあるかも?って言ってたのを思い出しましたね。
(その後の色々な検査の結果、てんかんはありませんでした。)
このような感じで、私の場合は知識を得る順序が逆?という、ちょっとおかしなパターンでしたが(笑)、BOXメンバーさんのやり取りを見てると、やはり良い病院を探している人、そもそも私じゃないですが、どんな医療機関に連れていけば良いか分からない人など様々です。
そこでここではちょこっとですが、障害の診断や療育などを行ってくれる専門医について書いてみたいと思います。
当サイトの都道府県別医療機関情報でも最初に紹介しているのがタイトルの小児神経医さんです。
小児神経は一般的に、けいれんや運動や知能、行動や感覚、または言葉の遅れの障害など、脳や神経、筋に何かしらの異常がある小児の診断や治療、指導を行ってくれます。
赤ちゃんの頃、「うちの子、発育が遅い?」って思うこととして、首のすわりや歩くのが遅いとか、歩くが歩き方がおかしい、よく転ぶ、ふらふらするなんてあるよね。
また、言葉が遅いとか、しゃべらなくなったっていうのもある。
他にも、ひきつけた、意識がおかしい、頭を痛がる、頭の形がおかしいとか、手足にうまく力が入ってないような感じだったり、手や首を変な風に動かす、まぶたが下がる、手や首を変な風に動かす、眼球の動きがおかしいとか。
他の子と比べると、落ち着きがない、お友達とのトラブルが多い、集団でみんなと同じ行動ができない、思ったことと違うことがおこると手がつけられないほど泣いたり怒ったりするなんていうのもありがちだよね。
もうちょっと大きくなると、勉強についていけない、日中の居眠りが多いなどの問題とか。
そのような場合、脳や神経・筋肉の病気(障害)が疑われます。
4ヶ月健診、1歳6ヶ月健診、3歳児健診で頭の大きさや形の異常、発達の遅れを指摘された場合、多くの場合、精密検査は小児神経科医に紹介されます。
小児期に脳・神経・筋に障害がある(知的障害を合併する病気、自閉症、脳性まひなど)と診断され、その後あまり病院に受診することなく大きくなって、気になる症状が出た時や健康問題で心配がある場合も、遠慮なく小児神経医を受診した方が良いらしいの。
理由は小児神経医は小児期から脳・神経・筋に障害のある人が成長後に(成人になって)かかりやすい病気についても専門にしているかららしい。
小児神経医は一般的には小児科の中ですが、児童精神科医は一般的には精神科ですね。(一部の病院では児童精神科)
児童精神医学、児童青年精神医学、児童思春期精神医学などは小児・児童期の精神的な問題や精神障害、行動障害などを研究対象とする精神医学の一分野となります。
ちなみに日本児童青年精神医学会の定義を紹介しますと、「子どもが示す多彩な問題行動や精神身体症状を検討し、発達レベル、気質および生物学的背景、家族力動、友人関係、保育所・幼稚園・学校における行動などを総合的に評価し、発達的視点を重視した診断・治療・予防を行いながら、子どもの精神的健康の達成を企図するもの」とのことです。
日本児童青年精神医学会によると、対象は・・・
上記のように、児童精神科の先生も、小児神経科の先生と同じくらい、障害を持った子には必要な先生なんですよね。
ただ、残念ながら学会の発表では、2012年現在、認定を受けて言える児童精神科医は全国で188名しかいないのです。
需要に対して供給(先生の数)が増えない理由の一つに、医学部に講座が存在しないことが挙げられていました。新たな医師を育てる場に、専門家が必ずいる構造が作られていなかったのです。
子どもの心相談医とは日本小児科医会により、子どもの心の問題に乳児期から取り組み、家庭から学校、そして社会へと心身共に健全に育成するための方策を検討、構築し必要な相談所原始道の知識と実践力を身につけて研修単位を取った小児科医が認定されています。
なお、相談できるものは、神経性食思不振症、学習障害、不登校、心身症、注意欠陥多動障害などそのほか心の問題による病気です。
お子さんが大きい人だと、あまり聞き慣れない名前だと思います。
この「子どもの心相談医」の制度は平成10年に日本小児科医会が制度を設けて、子どもの心の問題に乳児期から取り組み、家庭から学校、そして社会へと心身共に健全に育成するための方策を検討、構築し必要な相談所原始道の知識と実践力を身につけた小児科医を育成し、その研修単位を取った小児科医を子どもの相談医と認定しました。
当サイトでも都道府県別に、各地の子どもの心相談医が在籍する医療機関の情報を掲載しております。
私自身も子どもの心相談医に相談したことはないので正直な感想などないのですが(汗)、うまく機能するのであれば、案外、理想的な感じがしますよね。
遠い病院に検査のために通うのって、親にとっても大変です。仕事をしている人なら休みを貰ったり、早退(もしくは遅刻)して対応する。
また、数か月に一度の相談しかなかったり・・・って場合もありますよね。
それなら気軽に行けるところい相談したい。そこで対応出来ないのであれば、他の医療機関を紹介してもらう。
このような感じでもっともっと身近な環境に相談できる医療機関が増えてくれると選択肢も増えるし、負担も軽減しますよね。
当サイトの都道府県別医療機関の情報の中でもちょこちょこ紹介しておりますのが児童・思春期外来です。
私も最初はイマイチどのようなことを対象にしているのか分かりませんでしたが、沖縄県から北海道まで様々な医療機関の情報を調べてみて分かりました。
「色々です」笑
調べた当初、当サイトでも婦人科系の医療機関にある思春期外来も紹介しておりましたが、改めて調べてみると、ほとんどの婦人科の思春期外来は、思春期の女性特有の悩みがメインで、発達障害に関するものではあまりないことが分かりました。(分かった以降は、レディースクリニック等の思春期外来の紹介はストップしました。)
では、それ以外の診療科は一緒かというと、これも医療機関によって色々な書き方がありますが、一般的?な児童思春期外来の説明は下記の医療機関で書かれてるのと似たような感じですね。
こちらでは医療機関の思春期外来の説明を少々ピックアップして紹介します。(どんな感じか理解して頂くために)
■福島県立矢吹病院児童思春期外来の場合
対象年齢:3歳〜15歳まで。対対象疾患:発達障害( ADHD 、自閉症など) 、適応障害(不登校など)、習癖異常(チック、抜毛など)
症状例)
授業中、先生の指示がきけず、落ち着いて座っていられない。
突然キレて、手がつけられなくる。
学力の著しい偏りがある。(読み・書き・計算などの一部だけが出来ない。)
同じ行動に強く拘る。本人が日常生活を送る際に困る癖がある。集団行動ができない。
ことばが遅れている。
外出せず、ひきこもって家族とも話さない。
学校に行くのを怖がる。学校に行けない。
性格が変わったようにだらしなくなり、生活が昼夜逆転している。
口数が減り、ふさぎ込み、元気がない状態が続いている。
イライラが強く、他人や自分の身体を傷つけてしまう。(リストカットなど。)
上記のような症状があれば、児童思春期外来へと。
参考までに青森県にある弘前大学医学部付属病院の児童思春期外来の説明も「不登校、発達障害による学校での不適応、うつ状態、解離症状、虐待などを扱います。家庭、学校、関連機関との調整をしながら治療を行います。」と言った感じなので、同じようなものですよね。
ただし、やはり医療機関にかかる際は、予め電話連絡などで症状を伝えて受診が可能かどうか聞く必要がありますね。
また、児童と付かず、ただの思春期外来の場合、医療機関によっては対象年齢が15歳以上〜となってるところもありますので、その辺りの確認も必要ですね。