東京都在住の方向けの情報で申し訳ないのですが、今年度、東京都内の特別支援学校の職業科の前期入学相談の受験者数をまとめてみました。
他県でのことは分かりませんが、東京都の支援学校の場合、テストとか受験とかの言葉は使わず「相談」となります。
そのような訳で「入学相談」は=「入学テスト」と思って頂いて構いません。
また、同様の言葉で「事前相談」というのもあります。
これは受験する支援学校で必ず前以て受けなくてはいけないものです。(相談・・・って書くと軽く考えちゃいそうですが)
東京都の特別支援学校の職業科は都内全域の生徒を対象にしております。
そのため、どこでも受験をすることは可能ですが、ルールとして受験予定の支援学校の事前相談を受ける前に、あなたがお住まいの地域を学区とする特別支援学校に出向き、そちらで最初に事前相談をすることになっております。
これは簡単に言うと、「うちの子は○○学園を受けますが、もし不合格になったらコチラでお世話になります」って流れですね。
※前期は65/100相当を合格とし、残りが後期の合格者数となります。例えば永福学園(募集数100名)なら、前期で65名程度合格となり、後期で35名募集となります。
前期で仮に落ちても後期で再チャレンジして合格することも可能です。(息子の同級生もこのパターンで合格しました)
各学校一クラス10名が定員ですので、永福学園の場合は10クラス、青峰学園は4クラス、足立特別支援学校は2クラスとなります。
また、足立特別支援学校は本年度(2013年)までは、職業コースでしたが来年度からワンランクアップしてコースから科(職能開発科)になります。
参考までに各学校の開校・開設年も掲載しました。
これをご覧になると分かりますが、東京都として足立特別支援学校内にまず職業コースを設立し、そこから順に軽度の知的障害の生徒を対象としたビジネス系の支援学校が開校されていったのが分かると思います。
今後の東京都の計画を見ますと、平成27年4月1日に開校予定とした、東部地区学園特別支援学校(仮称)を都立水元高等学校跡地(東京都葛飾区水元1-24-1)に作り、高等部職業学科(就業技術科(仮称))を設置予定のようです。
また、既存の支援学校内に足立特別支援学校の現職業コースと同じような小規模な職業科の設置を10校程度予定しているようです。
■どうでもよい話し。(じゃ、書くなよって言われそうですが。笑)
昨年度、息子が入学相談を受ける際、今年度開校した志村学園も「少しだけ」気になりました。
当時、中学生だった息子は陸上の朝連の前に、自主的に校庭や学校前の落ち葉やゴミを掃いたり、雑草を抜いたりの手伝いを担当教諭と結構な期間やっていて、土を触ることが好きだと言ってたからです。笑
ご存知のように、各学校ともいくつかのコースがあります。フードビジネスだったり物流だったり、介護だったり。
その中で志村学園だけは流通・都市農園芸サービスがあったからです。そう、農園芸はどうかと。
でも結局止めました。距離的な問題もありますが、やはり就労を意識した時、農園芸の仕事が都内でどれほどあるのかという点と、何よりも一期生というのが最大の問題だったからです。
色々と調べてる人ならご存知の方もいるでしょうが、例えば青峰学園なども一期生の学校での様子は乱れた生徒が多かったとのことで、保護者からもクレームがあったりしたようです。
そう、お手本となる先輩は誰も居ないし、そもそも就労についての強い意識を持つのも最初は難しいですからね。
息子は中学に入って一気に変わりました。それは先輩からの刺激によるものです。都の陸上大会でも仲の良い先輩たちは優勝やベスト3内に入ったりしてるのを見て、ガンガン刺激を受けたのですよね。野球部に入ったのも先輩の影響ですし、ハイパーヨーヨーに夢中になったのも別の先輩の影響です。
だからこそ、高校でも新たな先輩達からの刺激をたくさん受けてもらいたいと考え、志村学園は止めました。
もちろん、これはあくまでも個人的な考えであって、一期生だから全部が全部誰でもダメだという訳じゃないですよ。あくまでも私の考えと息子のこれまでの様子から判断しただけですからね。