東京都在住の方向けの情報で申し訳ないのですが、平成28年度の東京都内の特別支援学校の職業科の募集人員が先日発表されましたので、こちらでも紹介します。
平成27年度に新たに開校した都立水元小合学園がありますが、来年度(平成28年度)は、更に都立港特別支援学校(港区港南三丁目9番45号)に足立特別支援学校と同様の科である職能開発科が高等部に設置されます。
一クラス10名、一学年二クラス(全体で20名)の編成となります。
この流れは数年前から決まってるものだと思いますが、個人的には小回りが利く職能開発科タイプの学校の増設は賛成ですね。
少ない人数をマイナスにとらえてしまう父兄もいるかと思いますが、逆に少ない分、濃い授業を受けることが出来るからです。
また、先生方も生徒が少数であることから、自分の担当以外の生徒のことも覚えることは可能でしょう。(生徒に目が行き届く)
更に就職に関して考えれば、就職担当の先生も一クラス10名、二クラスでも20名の生徒のみの就労先を探せばいい。(もちろん簡単なことではありませんが。)
東京都のビジネス系の学校の基本といいますか始まりは平成18年度の解説された足立特別支援学校の職業コース(現・職能開発科)からです。
そこからトントンと永福学園のような大きな箱の学校が登場しました。
そんな大きな箱の支援学校が順調に行ってるかというと、難しいのかなって思ったりもします。
もちろん、学校としてのネームバリュー、スケールメリット的なものはあるでしょうが、それらが全て生徒たちにプラスに働いているのかというと、大きすぎるが故に目が届かない部分も多々出てくるのではないかと。
(皆さまも色々と学校情報を収集していると、色んな情報が入ってくると思いますが。)
そんなことを考えると、小回りが利くサイズの職能開発科は、大きな箱の学校よりも、各生徒に支援が行き届くのではないかと感じてしまいます。
もっともっと、更に増えていけばいいなと、個人的には考えております。
最近、色々と目にするのは、職業技術科などを目指すために塾に通っているという話しをチラホラと。
息子の中学校の時は、支援学級の先生達が過去の出題などを参考に毎日のように宿題や指導をしてくれました。
もちろん、先輩も息子の年代も誰も塾のようなところを通うことなく合格しています。
息子が合格の報告を学校にした際も、おめでとうの言葉の後には、「どんな問題が出たか」を、息子が忘れる前に聞き出そうと、先生は必死でした。笑
そんな流れできてたので、今はちょっと流れが違うのかなぁって思ったりしますね。